設備管理に必要な情報を一元管理し、現場に駆けつけなくても遠隔地から可視化!
2024/12/16
製造現場やビル設備などでの課題は、施設の効率的な管理と省人化対策。そこでNSWから設備管理に特化したソリューションが登場した。それがZeugMa(ジーグマ)だ。現場へ駆けつけなくても、遠隔からリアルタイムで可視化する!
オフィスに居ながらにして
施設の状況・環境を可視化
「私たちの元には、さまざまな業種の施設・設備管理者から、人手不足で監視体制が不十分、設備点検や設備管理をデジタル化したい、ITインフラ知識が乏しい、リアルタイムで異常を探知したいといった課題解決のための相談が常に多数寄せられます」と担当者の別府佑香さんは話す。
そして、今年9月、これらの課題を解決する新サービス「ZeugMa」(ジーグマ)が提供開始され、すでに展示会等々でも大きな話題を呼んでいる。現実空間で取得した情報を、仮想空間内に再現する技術(デジタルツイン)を活用し、施設の状況や環境に関するデータをリアルタイムで可視化・連携することを目的としたサービスだ。
3D上のプロットマーカーは、センサー情報の危険度に合わせてマーカーの色を変更することができ、マーカーにカーソルを合わせると、機器名称や年式などの情報や、センサー数値を表示させたり、マニュアルや設計図、メンテナンス状況、過去の重大インシデントなど欲しい情報を表示させたりすることができ、管理者として必要なデータをわかりやすく表示することができる。
レイアウト変更から
緊急時対応まで高い汎用性
例えばNo.xxの工作機のエラーがあったとして、その工作機がどんな環境に設置されているかを、現場に出向かなくてもリモートから3Dで確認できる。さらに設備稼働に必要な情報をカスタマイズしてグラフィカルに表示でき、拠点単位で有効な情報を表示させ、拠点ごとに切り替えて表示することもできる。
また、「設備・機器の設置環境が設計図やフロア図では把握できない」「生産ラインの最適化が図れない」といった相談も多い。ZeugMaがあれば工場レイアウト変更時など、デジタル上で寸法確認ができ、実際に搬入前に通路や設置場所の寸法を仮想空間で容易に確認できる。
モニターに映し出される管理画面は非常にリアルで、仮想の3D空間内を実際に歩くように画面内で巡回でき(ウォークスルー)、設備状態を一元的に管理できる。なかでも顧客に喜ばれているのが、課題に合わせて画面・機能をカスタマイズしてくれるところだという。今後は、ZeugMaと監視カメラやスマートグラス、自動巡回点検ロボットすべてを連携したソリューションを提案していく予定だ。
問い合わせ
NSW株式会社
東京都渋谷区桜丘町31-15 JMFビル渋谷02
TEL:03-3770-0096(平日9:00〜18:00)
メールアドレス:ml-zeugma@ml.nsw.co.jp
取材・文:脇谷 美佳子
FACTORY JOURNAL vol.4(2024年冬号)より転載
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