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【Factory Innovation Weekリポート①】製造業DXからロボット、脱炭素まで、新製品・新技術が続々登場!

2024年1月24日(水)~26日(金)、Factory Innovation Weekが東京ビッグサイトで開催された。展示されたソリューションのなかから編集部の注目アイテムをシリーズで紹介する。

1650社の
新製品・新技術が出展

Factory Innovation Weekには、工場のDX,GXソリューション、ロボット、カーボンニュートラル実現に向けた1650社の新製品・新技術が出展した。8回目となる今回の展示会には、3日間で77,744名が来場した。第1回目は、業務効率を向上させる付加価値のあるソリューションをピックアップした。

<目次>
1. メインマーク株式会社 床の沈下問題を解決
2. NSW株式会社 目視巡回点検を簡単にリモート化
3. 株式会社インタフェース 生産管理、可視化サービス 

 

メインマーク株式会社
床の沈下問題を解決

テラテック工法イラスト

業務効率の低下を招く床の『傾き』・『タワミ』・『段差』・『床下の空洞』・『空洞による機械振動』といった問題を解決するのがメインマーク株式会社の業務を止めない特許工法「テラテック工法」である。これまでに4200件以上の施工実績を持つ。

テラテック工法とは、硬質発泡ウレタン「テラテック樹脂」を土間床下に注入し、その膨張力で床下の空洞を埋め、沈下した床を修正する特許工法である。材料が軽量なので、再沈下への影響が少ない。

床を壊さないので、業務・稼働・営業を止めずに工事ができ、圧倒的短工期で、施工後すぐに通常通りの工場使用が可能だ。しかも、 設備(機械・棚)や荷物の移動が不要で、 粉じんや騒音、産業廃棄物の心配も無用。コンパクトな機材による施工なため、 全体のコストが安く抑えられるなど、数多くのメリットがある。

DATA

メインマーク株式会社

 

NSW株式会社
目視巡回点検を簡単にリモート化

NSW
NSWが提供する工場向けIoTソリューション群「Smart Factory(スマートファクトリー)」は、工場で発生する問題・課題を、短納期・低コストで解決するソリューションが揃っている。LiLz Gaugeは、低消費電力IoTカメラと機械学習を活用し、アナログメーターなどの目視巡回点検を簡単にリモート化できるクラウドサービスである。

IoTプラットフォーム「Toami」を中心にデータの見える化、分析、データ活用など、スマートファクトリーや製造DXを実現するトータルソリューションを展開している。LiLz Gaugeで取得したデータをToamiと連携することで、設備の予知保全や生産計画のための情報、省人化など、現場支援を加速する。

工場などの製造現場では、現在もネットワークに対応していない設備が多く存在し、目視による確認や点検、記録が実施されている。LiLz Gaugeは、機械学習・画像処理を活用し、アナログメーターなどの計器から設備稼働状況を自動で読み取ることで、巡回点検を簡単にリモート化するクラウドサービスのため、製造現場における課題を解決する。

DATA

NSW株式会社

 

株式会社インタフェース
生産管理、可視化サービス

全製品を国内開発・国内生産にこだわる株式会社インタフェースが提供する産業用パソコンは、産業用途に求められる24時間365日連続動作、温度条件・電源変動・振動防止・停電対策など、厳しい要求に耐えうるさまざまな工夫が施された製品である。

ソフトウェア製品のCSシリーズ(Classembly Software®)のラインナップに新たに加わったのは、産業用途に求められるシステム運用を強化する「ジャーシリーズソフトウェア」。

CSシリーズは、産業用パソコン用OS、各種OSに対応したドライバ、ユーティリティをはじめ、IoT向けプログラミング言語「AJAN(R)」など充実のラインナップを提供。OA(オフィスオートメーション)からFA(生産工程の自動化を図るシステム)まで幅広く利用可能だ。

DATA

株式会社インタフェース


取材・文/脇谷美佳子

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