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【ロボットテクノロジージャパン リポート⑧】安全性と生産性の両立を可能にする協働ロボット

2024年7月4日(木)~6日(土)、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN」が、愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開かれた。展示されたソリューションのなかから、安全性と生産性の両立を可能にする協働ロボットを紹介する。

前回より2割増
1320のブースに出展

「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 」には244社・団体が出展した。前回よりも2割多い、1320のブースで、産業用ロボットメーカーやロボットシステムインテグレータ、商社などが最新のテクノロジー・ソリューションを披露した。会場には、3日間で前回を約4,500人上回る46,405人が訪れた。

ユニバーサルロボットの展示ブース

安全性と生産性の
両立を可能にする協働ロボット

ユニバーサルロボットは、デンマーク・オーデンセに拠点を置く協働ロボットのメーカーである。2008年に世界初の商用協働ロボットを発表し、それ以来小型、軽量でプログラムが簡単で再配置しやすいユニークな協働ロボットを開発、販売している。

同社の最新機種「UR30」は、従来のモデルの可搬重量を大きく超える30Kgの可搬重量が特徴だ。より大きな作業負荷に対応することができるため、これまで対応が難しかった工程での利用が期待される。リアルタイム3Dビジョントラッキングは、日本初公開。最先端のビジョンシステムを活用し、移動するワークに対してリアルタイムで追従しながら、ねじ締めや塗布といった動作を行うことができる。

DATA

ユニバーサルロボット


取材・文/高橋健一

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