【ものづくりワールド リポート⑥】工場向け省エネ・脱炭素化実行支援サービス
2024/07/08
2024年6月19日(水)~21日(金)、第36回ものづくりワールド【東京】が東京ビッグサイトで開催された。展示されたソリューションのなかから、工場向けの省エネ・脱炭素化実行支援サービスを紹介する。
約2000社の
新製品・新技術が出展
ものづくりワールドは、IT、DX製品、部品、設備、装置、計測製品などが出展し、製造業の設計開発、製造、生産技術、情報システム部門の人達が来場する。今回の展示会には、1978社の新製品・新技術が出展し、3日間で69717人が訪れた。
工場向け省エネ・カーボンニュートラル
実行支援サービス
株式会社東芝の展示ブース
東芝は、エネルギー業界の実績・知見や製造業のエンジニアリングノウハウをもとに、企業全体のGX(グリーントランスフォーメーション)・CN(カーボンニュートラル)化戦略策定推進部門に向けた「GXコンサルティング」、工場・事業所のCN化、省エネ実行部門への「GXエンジニアリング」、GXに必要な「実現施策・ソリューション」提供の3本柱で、お客様のカーボンニュートラル化を支援している。
工場の省エネ・カーボンニュートラルを実現する東芝の「GXエンジニアリング」。エネルギー利用状況を可視化、課題を抽出、製造現場の最適な運用など、さらなる「省エネ」施策を提案する。事前調査から施策のご提案まで、設備改修・更新、運用最適化、新技術導入などの施策導入効果(コストやCO2排出量削減)を見える形で、バリエーション豊かな提案をしている。各施策の効果は、シミュレーションを使って数値を出している。施策の実行支援も可能だ。東芝の自社工場では、温度監視による蒸気供給量の制御によって、燃料費とCO2排出量をいずれも30%削減した実績も報告されている。
DATA
取材・文/高橋健一