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倉庫作業の自動化が進化!カトーレックがAMRを導入し業務効率を向上

倉庫作業を自動化!自律走行搬送ロボット(AMR)が物流現場を変える。カトーレックは仙台低温物流センターにAMRを導入し、作業負担を軽減。Gaussyの「Roboware」によるこのシステムは、人手不足の解消と効率化を両立する。冷蔵倉庫でのピッキング作業をスムーズにし、新たな物流の形を体験しよう。

物流業界では人手不足が深刻化し、特に低温倉庫では作業環境の厳しさから業務負担の軽減が求められている。こうした課題に対応するため、カトーレック株式会社は、仙台低温物流センターに自律走行搬送ロボット(AMR)を導入した。今回採用されたのは、Gaussy株式会社の倉庫ロボットサービス「Roboware」を通じたForwardX社製AMR「Max 1500-L Slim」。耐荷重1,500kgのこのロボットは、人やフォークリフトに代わり重量物の搬送を担い、作業工数の削減と生産性向上を実現する。本記事では、導入の背景や期待される効果について詳しく紹介する。

以下、Gaussy株式会社のプレスリリースより

カトーレックの仙台低温物流センターでAMR(自律走行搬送ロボット)の導入決定

Gaussy株式会社
2025年3月4日 11時00分

寒冷環境下でのピッキング作業の省人省力化・生産性向上へ

Gaussy株式会社(東京都港区、代表取締役社長:櫻井進悟)が提供する倉庫ロボットサービスRobowareは、カトーレック株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:加藤英輔)の仙台低温物流センター(仙台市宮城野区)において、ピッキング作業の省人省力化を目的にAMR(自律走行搬送ロボット)を導入したことをお知らせいたします。

Robowareが提供するForwardX社製AMR「Max 1500-L Slim」について

AMR(Autonomous Mobile Robot)はその名の通り、ロボット自身が走行ルートや移動範囲を自律的に判断してピッキング作業のナビゲーションや貨物の搬送を行います。最新の画像認識技術により人や障害物を検知し回避する性能に優れ、人との協働を安全に行うことができます。今回導入されたForwardX社製AMR「Max 1500-L Slim」は耐荷重1,500kgで、人やフォークリフトに代わり重量物の搬送作業を担うことが可能です。

2016年に設立されたForwardX社は、優れたロボットソリューションを提供する中国のベンチャー企業で、約50件ものグローバル特許を有しています。その主力商品であるAMRは、物流、アパレル、食品、自動車、家電業界など、日系企業を含む大手グローバル企業を中心に世界で500社以上の導入実績があり、アジアにおいては圧倒的な出荷シェアを誇ります。

カトーレックのコメント

近年は働き手の減少により、人手不足が課題となるケースが増えてきています。また、AMRを導入したエリアでの従来の業務はピッキングカートを使用し、冷蔵倉庫内を歩き、重量物をピッキングする必要があったため、労働環境の改善が急務であると捉えていました。

これらの課題を解決するために、重量物の搬送も可能なAMR「 Max 1500-L Slim 」を導入しました。これにより、ピッキング作業の効率化及び業務負荷軽減を実現でき、約30%の作業工数削減を見込んでいます。また、当社WMSとGaussy社のSTREAM(※WMSとロボットを繋ぐミドルウェア)を連携させることにより、WMSに大きな改修を加えることなく、既存のWMSの機能を活かしつつAMRの導入をすることができ、構築期間の短縮も併せて実現できました。

今回のAMR導入により、当社グループが掲げる労働安全衛生やダイバーシティ推進、イノベーション/DX等への取組の加速・拡大を目指します。また、今回の経験を活かし、社内への横展開はもちろん、他企業や他業界へのノウハウ提供などを通して、日本の物流効率化に貢献できればと考えています。


カトーレック株式会社について

1992年、「加藤陸運」から「カトーレック(KATOLEC)」に社名変更。「KATOLEC」という社名のとおり、ロジスティクス(Logistics)、エレクトロニクス(Electronics)の二つの事業と、社会貢献としての文化活動(Culture)の三つの領域で企業活動を行っています。
ロジスティクス事業では、国内に50以上の物流拠点と30カ所(24万平方メートル)の物流センター・倉庫、約900台(グループ合計)の自社車両を連携させた物流ネットワークを展開しています。更に、海外では香港・ベトナム・タイ・シンガポールの4 カ国・地域に拠点展開しており、輸出入通関 ・NVOCC 業務・保管・流通加工・輸配送などの一貫した物流サービスを提供します。
エレクトロニクス事業では、EMS(電子機器の製造受託サービス)として、世界9ヵ国12工場を構え、OA、車載、家電、産業、医療、航空/宇宙など、多様な分野の電子機器を製造しています。

カトーレック株式会社 概要

設  立: 1967年4月1日
事業内容: ロジスティクス事業(4温度帯保管・輸送、EC物流、共同配送、国際一貫輸送等)、EMS事業(電子機器の製造受託サービス)
所 在 地 : (本 社)東京都江東区枝川2-8-7
売  上: 1,179億円(2023年度, グループ合計)
従業員数: 7,900名 (2024年3月31日現在、グループ合計)
H   P : https://www.katolec.com

Gaussyについて

Gaussyは「物流から新しいチャンスを」をビジョンに、倉庫ニーズや荷物量の変化にフレキシブルに対応できる仕組みを構築し、ビジネスに新しい選択肢を提供していきます。誰でも簡単にロボットを使って倉庫運営ができるサブスクリプション型の月額制倉庫ロボットサービスRobowareと、誰でも簡単に倉庫空きスペースを利用できるシェアリング倉庫サービスWareXの2つのサービスを提供しています。
【 Gaussy公式サイト 】https://www.gaussy.com/
【 Roboware公式サイト 】https://roboware.ai/

引用:https://prtimes.jp

AMR導入で物流の未来を加速

カトーレックのAMR導入は、物流現場の自動化を一歩前進させる重要な取り組みだ。特に、寒冷環境下での作業負担軽減や業務効率化の面で、同様の課題を抱える企業にとっても参考になる事例といえる。今後、同社はこの成功事例を活かし、さらなる業務改善やノウハウの横展開を図る方針だ。日本の物流業界全体で自動化が加速する中、AMRの活用がどのように広がるのか、引き続き注目していきたい。

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