注目キーワード

自動化・ロボット

【ロボットテクノロジージャパン リポート⑤】あらゆる環境に対応する搬送ソリューション

2024年7月4日(木)~6日(土)、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN」が、愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開かれた。 展示されたソリューションのなかから、あらゆる環境に対応する搬送ソリューションを紹介する。

前回より2割増
1320のブースに出展

「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 」には244社・団体が出展した。前回よりも2割多い、1320のブースで、産業用ロボットメーカーやロボットシステムインテグレータ、商社などが最新のテクノロジー・ソリューションを披露した。会場には、3日間で前回を約4500人上回る46405人が訪れた。

ヤマハ発動機の展示ブース

あらゆる環境に対応する
搬送ソリューション

ヤマハ発動機は、生産モデルが多様化する過程において、早くから産業用ロボットを開発し、社内で実用化を進めてきた。社内の小型バイクのエンジン向け生産ラインで使われた水平多関節ロボットKAMEからスタートして今年で40周年を迎える。会場では、eve autonomyとの共同出展を通して多様な搬送ソリューションを披露した。

リニアコンベアモジュール「LCMR200」は、国内シェアNo.1を誇るリニア搬送システムである。タクトアップ、設備のコンパクト化、多品種対応を実現している。ロボットビジョン「RCXiVY2+」は、さまざまなパーツフィーダを組み合わせ、多品種ワークに対応できる。円弧トラッキング機能を初めて実装したデモ機が来場者の注目を集めていた。

DATA

ヤマハ発動機株式会社


取材・文/ 高橋健一

関連記事

ロボットテクノロジー

アクセスランキング

  1. 産業用ロボットとAIの融合が開く新たな可能性 ティーチングの自動化も
  2. 国の「ロボット新戦略」から10年。海外製ロボットの革新に日本はどう立ち向かうべきか。...
  3. 三菱電機、富士通、パナソニック 電機大手3社が過去最高益 2024年3月期連結決算...
  4. 製造装置・工作機械の世界市場 2028年には1.5倍以上と予測
  5. 政府が事業者向けの統合版「AIガイドライン」を策定 人間中心など10原則...
  6. IT導入補助金で約9億5000万円分の不正受給 会計検査院が調査
  7. 2024年中国の主要FAロボット市場 緩やかに回復して6.1%増の見通し
  8. 小型産業用モーターメーカー「オリエンタルモーター」がロボットの開発・製造スタート...
  9. 国内のDX投資、2030年度には2.3倍に ビッグデータ分析や生成AIに注目集まる...
  10. 中災防、今月から安全衛生教育促進運動「正しい知識で 職場を安全・健康に!」...

フリーマガジン

「FACTORY JOURNAL」

vol.04|¥0
2024/12/20発行