エネルギーコスト削減に寄与するソリューション【Factory Innovation Weekリポート⑤】
2024/06/20

Factory Innovation Weekには、工場のDX,GXソリューション、ロボット、カーボンニュートラル実現に向けた1650社の新製品・新技術が出展した。第5回目は、エネルギーコスト削減に寄与するソリューションをピックアップした。
見落としていた廃熱を資源に変える
パナソニックRe廃熱
エネルギーコスト削減や低炭素化が喫緊の課題となるなか、発電機・コージェネレーションシステムや生産設備などから発生する廃熱を有効活用したいという声が高まっています。パナソニックでは、こうしたニーズに向けて、熱から冷水を作り出して冷房・冷却に利用する「吸収式冷凍機(ナチュラルチラー)」を使って、これまで捨てられるだけだった熱を有効活用する「パナソニックRe廃熱」をご提案しています。
吸収式冷凍機は熱を使って冷水をつくる熱源機器であり、コージェネレーションシステムと組み合わせることで、その廃熱を空調に活用することが可能となります。従来から廃熱を給湯や暖房に活かすことは一般的でしたが、吸収式冷凍機を使えば冷房にも活かせるので、暖房需要の低い夏場でも廃熱を無駄なく有効活用することができるのです。また、停電時も冷房し続けることが可能なので、省エネだけでなく、BCP対策としても効果を発揮します。吸収式冷凍機から作られた冷水は冷房の他に製造工程の冷却プロセスにも使うことができます。リースプランもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
DATA
パナソニック株式会社 空質空調社
吸収式事業推進部 吸収式事業推進課
課長
小穴秀明 氏
取材・文/廣町公則