【JIMTOF2024リポート③】3つの進化した技術でレーザ加工の現場を大きく変革する
2024/11/19
2024年11月5日(火)~10日(日)、世界4大工作機械見本市の一つである「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」が、東京ビッグサイトで開かれた。展示されたソリューションのなかから、3つの進化した技術でレーザ加工の現場を大きく変革するソリューションを紹介する。
最先端の技術・製品が
世界中から集結する総合見本市
過去最大規模の1262社が出展したJIMTOF2024
JIMTOFは工作機械やそのあらゆる周辺機器が一堂に会する、ものづくりの総合見本市だ。最先端の技術・製品が世界中から集結し、世界4大工作機械見本市の一つに数えられている。多くの出展者がJIMTOFに合わせて新製品の開発を行うなど、最先端技術がいち早く発表される場として、世界各国・地域の業界関係者より高く評価されている。景況に左右されることなく、近年のJIMTOFは継続的に10万人以上の来場者をお迎えしており、高く安定した集客力には定評がある。業界最先端の技術者会議から業界トップが経営戦略を語る講演会・セミナーが開催され、JIMTOFは専門性の高い情報が飛び交う併催企画も充実している。
JIMTOFには製品購入権限のある役員・購買責任者や、実際に製品を取り扱い、購入に関与する方々が多数来場する。直接、製品・技術をアピールし、具体的な商談をスタートさせるチャンスだ。JIMTOF2024には、前回を上回る過去最大規模の1262社が出展した。
3つの進化した技術で
レーザ加工の現場を大きく変革する
アマダの展示ブース
アマダは、神奈川県伊勢原市に本社を置く金属加工機械のグローバルメーカー。板金、微細溶接、切削・研削盤、プレス自動化ソリューションを中心とした加工機のほか、それらを制御するソフトウエアや周辺装置、金型、メンテナンスまで、幅広いソリューションを一貫して提供している。またファイバーレーザマシンや、マシンの自動化、IoTサービスで、次世代のモノづくりもサポートしている。
アマダは、3つの進化した技術「3軸リニアドライブ」「アマダ独自のビーム制御技術」 「Laser Integration System」 を搭載したファイバーレーザマシン「REGIUS-3015AJe(26kW)」をJIMTOF2024に出展した。 ラテン語で「王様 (REGIUS)」という名にふさわしい、アマダのハイエンドモデルだ。進化した技術の融合により、さらなる超高速、超精度加工、そしてビーム制御技術によるフルレンジでの加工を可能としている。また、新技術によるイージーオペレーションを実現。習熟度を問わずダウンタイムゼロの加工を支援する。レーザ加工現場の改革とさまざまな条件に応じた最適な加工を実現するREGIUSが、レーザ加工の現場を大きく変革する。
DATA
取材・文/ 高橋健一