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製造業の未来を拓く、経営者の変革。九州発の人材戦略と事業成長を一体化する伴走支援プログラム

深刻な人手不足、熟練技能の継承、そしてDXの推進と具体的な成果創出。日本製造業が直面するこれらの複雑な課題は、個別の対策だけでは乗り越えられない。真の変革は、経営者の意識と行動の変容から始まる。九州地域で始動した「経営変革 × 人材戦略」プログラムとは。

経営と人材戦略の乖離が阻む成長

多くの製造業で、人材確保は採用部門の課題として捉えられがちだ。しかし、本来人材への投資は、事業の成長戦略と不可分であるべきだ。経営戦略と人材戦略が十分に結びついていない状況では、たとえ最新のDX技術を導入しても、それを使いこなす人材が育たず、組織全体としての生産性向上や新たな付加価値創出には繋がりにくい。企業が持続的な成長を実現するためには、経営者の意思決定や行動を起点とし、人材戦略を経営戦略に組み込み、実践していくことが不可欠となる。

九州から始まる「Next Leap」プログラムの挑戦

こうした背景のもと、パーソルテンプスタッフ株式会社は、経済産業省 九州経済産業局より「令和8年度九州経済産業局における地域中小企業人材確保支援等調査・分析」を受託し、九州地域の中堅・中小企業を対象とした成長支援プロジェクトを始動した。このプロジェクトの中核となるのが、伴走支援プログラム「Next Leap-人と組織の力で、企業成長を加速する経営実装プログラム-」である。

講演会の様子

本プログラムは、経営者の意識と行動の変容を起点に、経営変革と人材戦略の一体的な推進を支援する。その特徴は以下の3点だ。

経営変革と人材戦略を一体的に支援
人的資本経営や戦略人事に関する政策動向を踏まえ、採用活動だけでなく、人材を「資本」と捉え、経営戦略に直結する人材戦略の構想と実行を支援する。

経営者向けセミナー・ワークショップと統合した伴走支援プログラム
集合型プログラムを通じて経営者同士の対話やネットワーキングの機会を提供。2026年7月8日に開催された第1回セミナー・ワークショップでは、九州大学大学院経済学研究院教授の高田 仁氏が登壇し、不確実な時代の未来創造と成長戦略、人材マネジメントの重要性について講演した。この集合学習と、最大15社を対象とした専門家チームによる伴走支援(現状・課題分析、戦略策定・実行サポート)を組み合わせることで、実践的な変革を促す。

九州全域を対象とした広域的な取り組み
九州7県を対象に事業を展開し、地域を超えた経営者同士の交流促進と、地域経済全体への波及効果創出を目指す。

このプログラムでは、企業ごとに専任コーディネーターを配置し、事業戦略、人材戦略、組織開発、デジタル活用など、多角的な視点を持つ専門家チームを編成する。単なる省人化やデジタル化に留まらず、人がより付加価値の高い業務に集中できるような環境構築、ひいては企業文化の変革までを見据えた支援が行われる。

経営者が変革の旗手となり、未来を拓く

「Next Leap」プログラムが示すアプローチは、規模の大小にかかわらず、すべての製造業にとって喫緊の課題解決に繋がるものだ。経営者が自ら変革の旗手となり、人材を「コスト」ではなく「未来への投資」と捉えることで、組織全体のDXが加速し、持続的な企業成長モデルが確立されるだろう。これは、サプライチェーンのレジリエンス強化や、グリーントランスフォーメーション(GX)への対応といった、現代製造業が抱える複合的な課題への「答え」を導き出す羅針盤となる。

本事業を通じて得られる知見や事例は、今年度末にはレポートとして取りまとめられ、「企業成長と人材戦略の好循環モデル」として九州内外へ発信される予定だ。この取り組みが、全国の製造業のDXやGX、人手不足対策を加速させ、日本製造業全体の競争力向上と新たな成長フェーズへの飛躍を後押しすることに期待がかかる。

プログラムの詳細や申し込みについては、以下を参照されたい。

編集:ファクトリージャーナル編集部

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