11月に広島市で全国産業安全衛生大会 為末大氏が特別講演
2024/04/25
中央労働災害防止協会は、11月13 日(水)から15 日(金)まで、広島県広島市で第83回全国産業安全衛生大会を開催する。総合集会では、広島市出身の為末大氏が特別講演を行う。
大会のテーマは
変わる時代に変わらぬ誓い
広島での開催は2014年以来10 年ぶり。広島県立総合体育館、広島国際会議場のほか、市内の施設において総合集会や分科会を開催する。会期中は全国の企業・団体・教育機関などから1万人を超える参加者を見込んでいる。
今回のテーマは「変わる時代に 変わらぬ誓い 安全・健康・平和な未来」。初日の総合集会では、広島市佐伯区出身の男子元陸上競技選手で400mハードル日本記録保持者の為末大氏が「熟達しつづけるために」というテーマで特別講演を行う。組織も人も熟達をすることでより良い成果をあげることができ、熟達を通してより良い人生を歩む
ことができるという考えを基本に、熟達を助けるコミュニケーションのほか、個人の熟達・組織の熟達を5段階のプロセスに分けて講演する。
職場の労働災害防止や
健康づくりの研究発表も
2日目、3日目の分科会では、有識者による専門的な40の講演のほか、化学物質の自律的管理や治療と仕事の両立支援をテーマにしたシンポジウムなど、職場の労働災害防止や健康づくりに取り組む企業・団体・教育機関による研究発表を予定している。
予定している
講演、シンポジウム
オタフクソース株式会社 代表取締役社長 佐々木 孝富氏
「社員が活躍できる環境整備の重要性 オタフクソースの理念と様々な取り組みについて」
ツナグ働き方研究所 所長 平賀 充記氏
「Z 世代のトリセツ~若者の価値観を理解し自律自走を支援する」
筑波大学人間系心理学域 准教授 藤 桂氏
「“孤”をつなぎ、“個”を活かす職場へ 職場でのユーモアと心理的安全性の観点から」
NAOSH コンサルティング 代表 中原 浩彦氏
「化学物質の自律的管理の仕組み構築と化学物質管理者への期待」
DATA
取材・文/高橋健一